「添え木」 5:「風、当たり」 ・先に申し上げますが、話の要素上、陰惨な事実要素を含みますので読まれる前にご注意ください。  苦手な強風の夜を避けるように視点人物の元へ欠かさず遊びに来るある男のお話です。彼は実際には、何を恐れているのか...? そういうことを考えてもらえると、少しだけ肝の冷える体験ができるかもしれません。また、視点人物の腹の内が最終行ではっきりするわけですが、この人物について読者の方がどのような感覚を抱かれるかも気になるところです。彼らが強風の中、共に過ごしたいくつもの時間は、いかに底冷えするものだったのでしょうか。 いつか書いた「梨」という挑戦的な掌編がありました(「添え木」とは別に投稿しております)が、あれを書いたときのわくわくする不気味さを思い出しながら書いてみました。 1755字。風の強い日の布団の中、眠りにつくころには読み終わります。おすすめはしませんけれど。 https://estar.jp/novels/25774351/viewer?page=5

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