有栖川 露陰

書きたいことは一杯あるのですが、本当に筆が進まず困ってます。 『黎明のカイゼリン』は冒頭のシーンにあたる会戦や主人公ザビーネお嬢の覚醒までもう少しです。 ついに脳筋熱血ミリオタ少女がみんなの『皇帝陛下』となり、天下とりに打って出ます。 父帝の仇討ちや復讐のためではなく、 父帝や父の仇たるラスボスの立つ 『頂上からの眺め』や『父が敗れ、仇が勝利した必然』を知りたい。 そして、逆賊となった仲間たちを救うためには 『己の国』を持つしかない。 といった天下とりの理由を、ようやく主人公が見つけ出してくれました。ようやく今になって、です。 何か復讐心もそんなに感じられなくて、よくわからない子だな、と思っていたのですが、一安心できました。 大河ドラマ『平清盛』の影響がめちゃくちゃ強いな、と感じますが。 ラスボスたる総統閣下は主人公の『育ての父、乗り越えるべき師匠』たる存在です。 父を乗り越えるためのビルドゥングス・ロードノベルになれば良いな、とおもいます。 また、ラスボスが主人公との戦いの中で何かを見出だして成長してゆく姿も描いていきたいです。 そして、 架空の世界、西方大陸1820年の歴史と政治、為政者と民衆の紡ぐ『時代そのもの』をしっかり感じられるお話をつくりたいです。 『紅し夜のグランギニョル』の綾乃嬢は作者の意図を越えて勝手に喋って行動してくれるのでキャラクターとしては本当に楽なんですが。

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