Delicatessen38

悲しいお話
悲しいお話ですね。 二人の登場人物の行為は、善意と愛情に支えられているのに、それが不幸なループになる。 物語として美しくはあるけど、でも、悲しいお話ですね。 私は、エンジニアです。エンジニアの仕事というのは「問題解決」だと考えています。 私が好きな小説に堀晃という人の『イカロスの翼』という作品があります。 SF小説なのですけど、主人公は技術の進歩とか科学的探究だとかが大嫌い、人間の精神こそが至上と考えている。その主人公が、危機に臨み、生きるために「問題解決」を試みることになる。 ムツゴロウこと「動物王国」で有名な畑正憲さんが、『青春記』で、人を愛するには能力が必要でないかと言っている。 映画『タイタニック』で、主人公はヒロインを救うために木の破片に彼女を乗せて救い切る。 それが「全ての真理だ」とは言わないけれども、前に進むためには前に進むための試みが必要になる。 力いっぱいに前進したならば、悲劇的な結末であっても悲劇でない。 そんな事を考えました。
1件・1件
ありがとうございます。 はい。 泣きながら、謝りながら執筆しました。そして、二人の未来を今でも想像し続けています。 きちんと読んでくださり、考え、感じて、更には感想までいただき、本当にありがとうございます! Delicatessen様に、心からの感謝を。
1件

/1ページ

1件