記憶の行方

約300年後の儚い物語をあなたに

いち01(桃源いちか)

14分 (7,998文字)

23 2,016

あらすじ

 穏やかな眠りから目覚めた瑠衣。だが、その記憶は全て失われていた。  支えるサクヤと瑠衣に待ち受ける未来とは……? 2021.04.10 完結

感想・レビュー 4

切ない

 記憶と過去の真実、そして能力に翻弄される若い男女の切ない恋愛ファンタジー。  記憶を扱う多くの作品で引っかかってしまう「無理」も、未来の能力者という要素で自然な切なさが生まれていました。  親密さを
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愛という真綿で追い詰められていく

まず読了して興味を引かれたのは、この作品の語り手についてです。一般的な三人称作品と思わせながら、ラストの2つの文章に込められた個人的な願いによって、特定の語り手がいたことが仄かに感じられました。その語
ネタバレあり
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『記憶の行方』この作品タイトルに尽きる。

感想タイトル通りです。『記憶の行方』という作品タイトルに読後うなりました。もし自分がサクヤと同じ立場だったら……そう考えたらやはり同じ行動をとってしまうのだろうと。自分のことは思い出してほしい。けれど
ネタバレあり
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