東条風花

【学園版リュウ君】 原作とは最も境遇が変わるキャラクターかもしれません。 まず、実の両親が健在のため、ティナさん宅に養子に行く理由がなくなり、彼女との関係は純粋な『幼なじみ』となります。両家は家族ぐるみで仲がいいものの、特に恋愛方面に発展しないのは原作同様です。 シェリーさんの頁で『転入生は珍しい』と書きましたが、実は彼もまた、珍しい転入生。現在高校2年生の彼は、1年前に編入してきたばかりです。きっかけは父親アドルフさんの勧め。アドルフさんは、幼なじみのティナさんが通う私立涼風学園の自由な校風をヤンさんから聞いて、真面目な息子に広い世界を知って欲しいと思ったのですね。 同学年のバート君とは、初年度で同じクラスになり、そのまま意気投合しました。2年生になると、バート君とティナさんが同じクラスになります。あまり抑揚のない性格なのは成績にも現れており、得意不得意の差はほとんどありません。強いて言うなら、旅行が趣味なので地理が得意です。音楽や美術はやや苦手意識があるようですが、実技も筆記も、傍から見て笑われるような成績ではありません。 クールで硬派な雰囲気は原作通りです。転入生ということで、最初こそ色眼鏡で見られていましたが、風紀委員に就任すると事態は一転。柔道の心得まで使った容赦のない断罪の仕方で竜神の異名を取ります。 後にその仕事熱心な姿勢がタツキさんの目に留まり、生徒会副会長に抜擢。タツキさんを鬼の形相で追いかけ回す姿が目立ちますが、一方で同じ転入生のシェリーさんを気に掛けて『困ったら生徒会に来い』と言ってあげたり、タツキさんに素っ気ない態度を取られるクリアさんをフォローしたりと優しい一面も覗かせます。このため、密かに女子にモテモテです。 フローラさんは、クラスが違うこともあり、生徒会で顔を合わせるまで存在を知りませんでした。しかし、両親が旅行業界にいる彼女と、旅行好きなリュウ君は面白いくらいに話が合い、割とすんなり仲良くなります。お互いベタベタする性格ではないのですが、生徒会メンバーは流石に察しており、2人を温かく見守っています。 学園バージョンでは、出来る限り死者を出さないことを鉄則としています。また、原作の雑誌『涼風通信』の由来はこの学園名であることを付け加えておきます。(笑)
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