仁矢田 美弥

絹依さん、お待たせいたしました。 添削始めさせていただきます。 まずは、ページごとに気になったところをご指摘します。 ご遠慮なくご返答いただければと思います。 では、本日は4ページ目です。 ①漢字を開く・難しい感じは使わない これは『仁矢田の添削』の中でも書いたことの繰り返しです。 もちろん書き手様のこだわりなどもあるかとは思うのですが、一応ご指摘させていただきます。 「崩し易く」→「崩しやすく」 「更に」→「さらに」 「果ての無い」→「果てのない」 「出来る」→「できる」 「生憎」→「あいにく」 「流れ進んでいた」→「流れすすんでいた」 「過ぎて行っている」→「過ぎていっている」 「馴染む」→「なじむ」 「無いが」→「ないが」 「流石に」→「さすがに」 まずパッと見て漢字が全体的に多いなという印象を受けました。できたら「中」も「なか」にされた方がスムーズに読みやすくなると思います。 ②もたついた印象を受けるところがあります ・「日が沈み、月が出ると」→日が沈んで夜になるのは当たり前のことなので、これだけなら「日が沈み」を削って、たとえば「月が上ると」とかとした方がよいのでは? あるいは日暮れから月が出るころの描写をしたいならば、もう少しその情景を描いた方がよいと思います。 ・「灯籠が放つ明かり」→「放つ」という動詞を入れる必要はないような気がします。「灯籠の明かり」でよいのでは? ・同様に「夜を飛ぶ虫」も「夜の虫」でいいのではないでしょうか? 比喩としては誰でもイメージの湧きやすいものだと思いますので。また、ここの主語(男が)がいちばん最後の方にあって分かりづらいので、前に出した方がよいと思います。  たとえば「灯籠の明かりが街路を照らし、男たちが夜の虫のように籠のなかの女たちに群がる」という感じではどうでしょう? ・それから、このときは「月」が出ているので夜だと思うのですが、そのあとすぐに「障子窓」から「青い空」と「白い雲」が見えるというのは? 夜空でも月明かりで白い雲は見えますが、ここの描写は朝や昼のように思えるのですが? (つづく)
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早々に添削して頂き、ありがとうございます。 ①漢字を開く、これはお願いした部分、あえてそのままにしていました。 いつチェックが入るのか分からないので。 指摘してもらった部分は直しました。 質問 「崩し易く」「生憎」ここは江戸時代の視点なので、あえて漢字にしたら…と思うところもありますが、読みやすさを優先して、やはりひらがなの方がよいのでしょうか? ②「日が沈み、日が出る」この部分は描写したいのだと思います。 感覚だけで書いていたので、指摘されてどうしたいのか、考えるよい機会になりました。 かと言って、言葉が浮かんでこないので、考えます。出てこなかったら「月が上がると」に変更します。
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たびたびすみません‼︎ ②「籠のなかの女達に群がる、吉原」に変えました。 これでどうでしょう?
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ご返信ありがとうございます。 ご質問、ご指摘の件、またあらためて読ませていただいてお返事しますね。
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