こんな人生も。
 病気がきっかけで人生が大きく変わった主人公と、彼なとって大切な人の、理解と受容の物語。ちょっと王道ではない小径のお話で、非常に鋭角的に切り込んだ少し未来の短編小説です。  LGBTQなどと世間では認知されはじめた中で、このお話にはもう一つのマイノリティがありました。二人の「理解しようとする」事の難しさと同列に、愛と情と慈しみが見える感情的な描写があり、こんな人生もあるよなあ、と、不思議な気持ちで読了となりました。  んん。なんだか唸ってしまいました。面白い題材だし、それを複数同時に読ませる作品。とても面白かったです。
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