仁矢田 美弥

こんにちは。 仁矢田です。 添削の続きをさせていただきます。 5ページ目 「膝丈の、ふんわりとした、バレリーナの衣装のような素材のスカートをにぎり」→「素材の」は入れなくても十分イメージは湧くと思います。 「そのぶんわずかに上がった裾の先の、端々からポタポタと雫が落ちて、下の草を濡らしていく」→「裾の先の、端々からぽたぽたと雫が落ちて」のところがくどいような気がしました。「先の」「端々から」「ぽたぽたと」のところですね。この情景は読者にも容易にイメージできるので、ここまで詳しく書く必要はないのではないかと思います。あえて言えば「裾からポタポタと雫が落ちて」くらいに簡略でもよいのではないか、と。 漢字を開くところは繰り返しになるのであえて言いません。 「するとじっと俺の目をみる。じっと俺の目を見たまま、何かを考えているような顔をする。」→「じっと俺の目を見」る(た)という言葉が繰り返されているのは強調したい意図があるのかもしれませんが、少し違う言葉で置き換える(「目を当てたまま」とか)、「そのまま」としてもいいのではないでしょうか。 6ページ 「そんな飄々と答える俺に、彼女はでも…、そんな…、と腑に落ちないとばかりに後ろから言葉を重ねてくる」→「そんな飄々と答える俺」のところ、「そんなふうに」とか「そう」とか、あるいは削って「飄々と答える~」としないと文章としておかしいです。「そんな」がかかるのは名詞だと思うので。 「彼女はここに住んでいるのが意外に思ったらしく」→「此処に住んでいるのを」としないと文章としてはおかしいです。話し言葉ならよくあるかもしれませんが。 あと、誤字報告もここで。 「良いのかかと」→「か」がだぶってます。 「もう彼女はな何も言わなくなった」→「な」がだぶってます。 「人口的に整備された広場」→「人工的」 あと、見栄えの問題なんですが、「?」や「!」の後は、一字分開けた方がよいです。一般の出版物はおそらくそうなっているはずです。 全体的に、読点「、」が多いです。私も『仁矢田の添削』に書いたように、指摘されて今気をつけているところなのですが、試しに読点を減らしてみて下さい。すっきり読みやすくなると思いますよ。
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つづき、お忙しいなか、ありがとうございます。 今まで指摘して頂いた部分、訂正しました。 第三者の目線での的確な指摘は、とても勉強になっています。 言われてみれば…確かにそうだ…と感じる部分がありました。 「気怠そうに」書いているときは第三者目線でしたが、改めて客観的に読んでみると、一人称だ! と気付くことができました。 主観的でなく、読む側の立場から見直す作業の重要さを、感じることができました。ありがとうございます。 他の作品を小説大賞に応募したのでその見直しに、仁矢田さんの添削が役に立ちました。 おかげで読書が読みやすい文章に変えられたのでは…と思います。 私が思っていたより指摘が少な
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ありがとうございます。うれしいです。 あ、先ほどのメンション、「此処に住んでいるのを」の「此処」は「ここ」と読み替えてください。変換ミスです。 小説大賞に応募されたんですね! 私も今せっせといろいろな公募に出してます。 お互いがんばりましょう😊
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