【コメント】

みゆぷう

２枚目表向きは美術品売買だが、裏では……。そして、今回目玉として出されるらしい。「競りに参加する。奏と榊に連絡を」恩返しだった。奏と榊と正面から参加し、鳥籠に入れられた彼女を、オークションで次々に上がる手を競り合い、高額で競り落とした。救えてよかった。救えなかったら俺は…… 「助けてくれて、あ、ありがとうございました」震える声だった。「ふーん、いい娘じゃないか。帯刀、おまえの目の届くところに置いてやれ」様子を見ていた奏が笑った。その後、俺が紹介した子供相手の仕事が合ったのか、彼女は生き生きとして明るくなった。「仕事は楽しいか？」「うん、周りがみんないい人たちばかりで楽しいの。帯刀さん、いつも気に掛けてくれて本当にありがとう」半年もすると、きれいになった彼女に近づく男たちが現れた。なんだか、面白くねえのはなんでだ？「なあ、帯刀。あの子、おまえの女か？」「いや、彼女は俺の恩人なだけだが？」「そうか、ならいいか。うちの一也があの子を気に入ってるようでな。おまえの承諾があれば見合せてやろうかと」聞いた瞬間に頭が真っ白になった。３枚目につづく

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