YUKIMU

 拙作『魔術文庫の書物守』は本日完結しました。想定以上に長くなってしまった上、予告になかった最終話までついてしまいましたが、式見文庫の物語は終わりです。  個人経営の図書館を文庫と呼ぶのを知ったのはたいぶ前のことで、それから魔術文庫の話を考えたのですが、当初は地下に広がるダンジョンで主人公が戦う話でした。火野さん以外の登場人物の名前と設定は皆一度は変わっており、紆余曲折を経て形になった作品でしたが、三月初めから今日まで一度も休まずに更新ができたのは少しだけ誇らしいです。出来はともかく。  横浜市を舞台にした『魔術文庫の書物守』は終わりますが、軽井沢町を舞台にした第二部『追憶想慕の書物守』を考えております。いつ始められるかわかりませんが、今回私の名を知った方々、楽しみにしていただければ幸いです。  二十万字近くに膨れ上がった作品に辛抱強くお付き合いいただき、本当にありがとうございました。皆様、またいずれお会いしましょう。  
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