西 東

ビールみたいに少し苦くて爽やか。
作中に出て来たビールみたいだなと読み終えて思いました。 三人共に、どこか堅くなな部分があった様にも思います。 幼馴染みが告げるには衝撃の強い言葉から始まった物語りは、綱渡りしているみたいにどこか危うくて、信頼があるからこそ返って言葉の意味が汲み難くなっていたのかなとも考えましたが。 互いに互いを信頼している上で危うい事をやってのけていますが、苦味を飲み干せない人が一人でもいたら、この爽やかさのある読後感は味わえなかったのだろうと感じています。 ひさしぶりの短編、面白かったです。
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