雫倉紗凡

本編を知らずに読んだとしても
本編中で、どちらかといえば「悪役」ながらどこかつかみどころのない雰囲気を漂わせていた美青の半生。今作を読むことで彼女に対する印象がガラリと変わりました。 スピンオフではありますが、「土星のルール」の存在を知らずに一つの短編小説として読んだとしても、間違いなく大好きな作品になっていたと思います。"ちやほや" されがちな主人公の、他人からは共感され難いであろう生きづらさ。複雑な心理描写が、心の中にたしかな触感を残しました。
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凡さんすさん、丁寧なレビューをありがとうございます!スピンオフなのにこんなに気に入ってくださって感無量です。 美青のことを好きになれないまま、でも印象はガラリと変わり、共感して一緒にせつなくなってしまうという複雑な読書体験となったことが、いただいたページコメントからも伝わりました。作者冥利に尽きます。 書くべき・読むべき作品がたくさんある中で、お時間をとって美青や未散たちに会いに来てくださり、本当にありがとうございました✨
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