百合紫陽

クラスの人気者とタッグを組んで、本の世界へ!?設定が斬新!
地味女子の朱音ちゃんと、ファンクラブまである人気者の影山くん。 接点など無さそうな二人だけど、本と本の世界に入れる不思議な鍵を介して交流を深めていく青春模様は、とても爽やかな印象を受けました。 そもそも、「未完の作品を作者の代わりに完成させる」という題材が大変秀逸で、次の展開はどうなるのだろうと、ワクワクしながら読めました! 特に作戦開始の描写部分は、ハラハラドキドキしながら読み進めることができ、「二人とも頑張って!」と応援しながら読んでいました。 あと影山くん、君、自分の顔面がめちゃくちゃ良いことに気付いて!!!このままじゃ、読者とファンクラブの女の子たちは身が持たないよ!!!(謎の叫び) ただ、読んでいて気になった点としては、最初影山くんが「朱音の寝不足を引き起こしたのは自分のせい、もう傷付けたくない」となる部分です。 誘って無理をさせてしまった、となるのは分かるのですが、そこで何故傷付けたくないになるのか、個人的には感情の変化が分かりにくいかなと感じました。もしかしたら、「君に無理をさせたくないんだ」という方が、分かりやすいかもしれません。(すみません、出過ぎたことを……) 特に、小中学生をターゲットにした物語であるとのことなので、感情経路をもう少し単純にしたほうが良いかもしれません。 しかし、私自身は感情移入できましたし、大変楽しく読ませて頂きました! 神崎先生、完成した作品を見て喜んでくれたのかなあと、物語の更に先を読み手に想起させるのも素晴らしい手腕だと思います✨ 今回は素敵な作品をありがとうございました🙇
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素敵な感想・レビューありがとうございます! 感情移入できたということで安心いたしました。 こちらの方はまだ時間がかかりそうなので少々お待ち下さい。
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