私の語彙ではとても……
題材的に切なく悲しいのだろうとは思っていたのですが、これはなんというか、切ないような、でもすこし幸せな、しかしやはり切ないような……。 ほんとに切ないものって涙出ないんですね。不思議な気持ちになりました。 私の語彙ではどう表しても良さが伝わりません。 親友の死を受け止めきれずその気持ちをぶつけるように最後を、と思ったのり子さん。最初は恨んで仕方なかっただろうに本来の優しい性格が邪魔をしてか、母を演じたり最後を迷ったりして。 シンプルかつ短いものだからこそ色んな事を読者に想像させるのが上手く、私も様々な想像もとい妄想もさせていただきました。 いくら綴っても私の足りない語彙しか伝わらないので一言。 私にとっては凄くすごく名作で、今まで読んだ小説の中でも上位に入るほど大好きです。もっと読まれるべきです。 手軽に読めるのでぜひ。オススメです。 素敵な作品ありがとうございました。
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