ぬい

感想
受賞、おめでとうございます。 とてもよい作品でした。涙が止まりません。 年頃の子の、複雑な心を微妙な関係性から上手く表現されていて、凄いと単に思いました。 変にオブラートに包み隠すことなく、性的な部分の葛藤、正直言いまして、青春を主体にした賞のものにしては生々しいのでは… と思いもしましたが、それがあるからこそ、最後が引き立つのかと感じました。 十代の当事者の子たち是非読んで欲しいと思いました。 青春が懐かしいものになっている世代の私にも、心に刺さるものがありました。 あけすけに、怒りをぶつけて、自分の思考の未熟さに気づきながら成長していくちぐさ。 自分の嗜好を真っ直ぐに受け入れ、らしく生きる春彦。 これから二人、切磋琢磨し合い、素晴らしい大人へと成長していくのだろうと思いました。 改めて、受賞おめでとうございます! とても素晴らしい作品でした! 良い作品を生み出してくださり、ありがとうございます。

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