【コメント】涼と広斗、涼と紫王、広斗と紫王

異能捜査員・霧生椋 -緑青館の密室殺人-

涼と広斗、涼と紫王、広斗と紫王

事件捜査ものとしても異能ものとしても楽しく読まさしていただきました。特に終盤の真崎刑事の謎解きは、これまで序盤から丁寧に積み重ねてきたものなしには得られないじんわりとしたカタルシスだと思います。それ以上にすごいなあと思ったのはタイトルにいる三人の構図で、バディ（ブロマンス）は通常二人であるという固定観念を粉砕しているではと感動しています。涼のことを心から信じきり、プライベートからなにまで文字通り精神的支柱を体現している広斗。一方、同じ人知を超えた能力持ちという立場で、お互いの力の相性も良く、片割れなくしては事件を解決できなかたっただろう存在、紫王。ブロマンス三角関係と申しますか、スイッチするバディと申しますか、（すでに既存の別作品でそのようなジャンルがあったら無知を晒してしまい恐縮ですが、）「これは新しいぞ！」と思いました。これからの事件を通して三人の関係も微妙に変化していくのではないかと思うと、ぜひ続きも読んでみたい作品です。楽しませていただきました。

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三石成 8/12 11:22

最後までお読みいただいた上、とても丁寧なレビューコメントをありがとうございます！いただいた言葉のひとつひとつが本当に嬉しいです。メインの事件は別のものですが、真崎の謎の方に思い入れが深いので、そこを読み取っていただけていたことにも感動しております。続きも読んでみたいと言っていただけ、感無量です。本当にありがとうございました。

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