雪翅

置いていかれる不安。相手の幸せを願う、その難しさ。些細な感情が揺さぶられます。
“お願い、どこにも行かないで” 私には金木犀の香り以上にこのフレーズが印象的で、読みながら『これは誰の心だろう?』と頭の隅でずっと考え続けてました。 実は私が作中で一番共感したのは哲治です。 私も仲がよかった友達が別の子とも仲良くなった時、嫌われたわけでもないし傍にいてくれるのに、不安に駆られて全部ぐちゃぐちゃにしたいって気持ちに苦しめられたことがあって。序盤は哲治の不安に気付かない陸にもどかしい気持ちになることもありました。 自分はその人がいればいいのに、相手はそうじゃない。同じようには想ってくれない。 置いて行かれる焦燥感に駆られて、嫌われるってわかってながら攻撃してしまったり、不安を相手にぶつけてしまったり……そんなことしたって誰の為にもならないよ、そう思いながらも思い当たる節があって胸に突き刺さることがしばしば。 そして遠藤さんは、そんな哲治のことを、陸や清虎のことよりも一番気にかけてたんじゃないかな~と。 陸と離れれば自分のこと見てくれるかも。そんな女の子らしい打算もあったのかもだけど、ようやく哲治が陸の幸せを願えるようになったのは間違いなく彼女のお陰だったと思ってます(*ノωノ) 陸と清虎の間にあったお互いの不安も、どう転がっちゃうのかわからなくてハラハラしてました。 “お願い、どこにも行かないで”は、“誰の元にも行かないで”っていう意味だったようにも感じます。 が、最後は陸の考えと行動力のお陰で嬉しい驚きがーっ!! あの締め方は想像していなかったので、思わず「ひゃっほーい!」と両手を上げておりました( *´艸`)♪ ハムちゃん、よくやった!←違 それぞれの感情の一つ一つの表現が最高に好きでした。 更新追えて楽しかった! 改めて、完結おめでとう&お疲れ様&ありがとうございました(∩´∀`)∩♪
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雪翅さんんん 投稿中、ずっと伴走してくださってありがとうございました(*ノωノ)めちゃめちゃ心強かったです! 「お願い、どこにも行かないで」のフレーズを片隅に置きながら読んでくださって感激。 実は哲治に共感してくださる方、意外に多くて。 「これほどの展開でも、哲治に感情移入してしまう……」と。 私も仲良くしている友達が自分以外の子と仲良くしていると、雪翅さんと同じような感じになります~~! 凄くわかります。 遠藤さん、良いフォローしてくれました♪ ラストに驚いて貰えて嬉しいぃ! 本当に本当に、それぞれに寄り添いながら読んでくださってありがとうございます。 そして素敵なレビューを……!(
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