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叫ぶ家と憂鬱な殺人鬼(旧ver
シオカラ節
2021/8/29 10:56
「シオカラ節web小説大賞」入選作品
良かった点 呪われた家がその原因となったおぞましい事件の数々を独白してゆく一方で、霊感のある友人とともに主人公が謎を解き明かしてゆく構成。 無機物が語り手になるホラーは『独白するユニバーサル横メルカトル』を想起させるが、この作品は暗澹になり過ぎずほどよくライトに書かれているので、ホラーではあるが苦手な方にも比較的取っつきやすい印象を受けた。 気になる点 作品全体を通して台詞回しが長くなりがちであり、却って読みづらい箇所もあった。 情景描写も台詞を借りて行われることもしばしばで、視点が安定しないので主語が省かれている文では誰がどの視点で話しているのか一々読み返してみないと分からない箇所も所々見受けられた。 トリックに関しても単なる状況証拠による実証や友人の霊能力に頼りがちなきらいが見受けられたので、ミステリ好きとしては論理的な推論による解決方法ももっと見たかったところ。 一言 「シオカラ節 web小説大賞」入選おめでとうございます。 家の視点と主人公サイドの視点が交錯し、呪われた家の謎を解き明かしてゆくという手法は余り見かけないので新鮮に映りました。 ただ、その所為で視点が混線して分かりづらい箇所もありましたし、基本的に主人公と友人の二人だけで話が進むのであれば、いっそ密室にして百物語の如く事件を順に解決していくというのもスリリングかつ緊迫感もあり面白いのではないかと感じました。
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Tempp:わりと低空飛行
2021/9/12 17:58
遅くなりましたがありがとうございます! 現在改稿を絶賛検討中です。ご意見参考にがんばります!! ありがとうございました!
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