はーこ

対照的な少女たちの青春物語
2ページまで拝読しました。 ごく普通の女子高生の萌恋が、高校の進学先で優姫という少女と出会い、お嬢様ながら気取らない彼女と打ち解けてゆく青春物語。 優しくて勉強もできる優姫が、嫌味のないいい子ですね。お嬢様だけどアイドル好きという設定も、普通の女の子感が出ていて親近感がわきます。ただ、気になった点がいくつかありますので、以下失礼します。 ほかの方も書かれていますが、台詞に当たる部分が「」で囲まれていたり、いなかったりして、大半は後者ですね。あえてそういった手法を取る場合もありますが、多用しますと、三人称の地の文と、一人称の会話分が混在することになります。地の文と区別をつける、メリハリを持たせるためにも、台詞は「」で囲まれたほうがよろしいかと思います。 また、1ページが長い気がしますので、シーンの転換するときを目安に、改ページされてみてはいかがでしょうか。さらに、1文1文も長いかと。適度に読点で区切ることで、リズムや間を持たせることができます。単調な文体にならないためにも、試しに音読をされてみてはいかがでしょうか。自分の息継ぎをした箇所で区切るだけでも、見違えるように読みやすくなります。読み手が「ん?」と引っかかってしまったり、読みづらかったりすると、せっかく良いストーリーも内容が入ってこなかったりするので、読み手を意識した文章作りも大切です。 そして、優姫の家へ遊びに行ったシーンで、ドリアンが登場したときのこと。普通に生活していて、ドリアンはなかなか口にしませんよね。私も「ドリアン!?」と驚きました。ただ、そうやって読み手を食いつかせた割には、ドリアンを食べるシーンがあっさり終わっていて残念なように思います。どうやって食べたのか、どんなにおい、味、食感なのか。そのときの萌恋のリアクションの描写もほしかったシーンです。作者として実際に食べたことがなかったとしても、ネットで検索をかけるなど資料集めをすることも、知識を広げ、より活き活きとした物語を書いてゆくスキルアップのために大切なことです。 耳が痛いことばかり書き連ねました。すみません。個人的な意見ですので、少しでも気にとめていただけましたら幸いです。
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参考になりました、ありがとうございます😊

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