桜井清志

ラストの言葉に込められた思い
もう、なんと言っても、ラストの一文に心が震えました。それと、公園での「ええ、もちろん幸せですよ」という言葉に、目頭が熱くなりました。こういう言葉やメッセージ、大好きなんですよ。 失くしたものや後悔をした事を取り戻すのは、本当に難しいです。でも、この作品からは、そのヒントになる言葉があり、人生の指標になるようなメッセージを感じました。 主人公のお父さんの気持ちも、すごくわかりました。でも、一歩引いてみれば、またはもう一歩近づいてみれば、後悔する前にわかることもあったのかなと思います。 もしかしたら、夫婦として、家族としても、必要だったかもしれません。 社会に揉まれて、なんとなく忙しい中に居続けて、その場に居座ってしまうことで、大切なものを見落としてしまったのかもしれませんね。 こういう作品を読ませていただくと常々思うのですが、実際に経験しなければわからないことや、悩み苦しみながら生きる姿を自分のことのように重ねて見れることは、先々の人生で必ず影響を与えてくれると思います。 そう言った意味でも、主人公の生き方や心の変化は、良い人生を歩むためのヒントや、変わりたくても変われない人のきっかけになることが詰まっていると思いました。 ファンタジー要素というか、一体何が起きているんだろうと、あれこれ想像しながら楽しむこともできて良かったです。ウイルスも、現代を反映しているのでしょうか。身近な閉塞感がリアルで、物語に入り込めました 今回も妄想コンテスト、お疲れさまでした。 夜明けに書いた感想なので、何か変なことを書いていないか心配ですが、温かいラストの展開と力強いメッセージに、疲れが吹き飛びました(^^) 素敵な作品を、ありがとうございました♪
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桜井さん、いつもありがとうございます。 おっしゃられるように今回はファンタジーというか、日常を非現実的なかたちにして書いてみました。 幼い子どもがいて休みの日は公園に連れて行って過ごす日常。外出に制限はなく自由に遊びに行ける日常。どちらも当たり前の日常でした。主人公はそれを失うことで悲しみ、もとの日常を望みます。だれしもふだんの生活を送るときに失うものについて深く考えることはないと思います。失って気がつくことのほうが多いように思います。そうしたところを不思議な物語風に書いてみました。桜井さんに、「自分のことのように重ねて見れる」、「物語に入り込めた」と言っていただき、また、ほかにもたくさん何度
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