妄コン「おやすみ」入選の方々、おめでとうございます。 ご参加の皆様もお疲れ様で御座いました。 ところで誰もが気にしている妄想コンテストの妄想の「妄」の字の件です。 「妄想」とは「明らかな反証があっても確信が保持される、誤った揺るぎない信念」という意味ですが、「妄」は「亡」に「女」、「みだりに。むやみに。道理にはずれている。でたらめ。いつわり」を意味し、由来としては「女に心を奪われ前後不覚の状態」みたいなことだそうです。 つまりそもそも我々はそういうつもりで妄コンに当たるべきなのでしょうか。 だからイケメンが女子にぐいぐい迫ってくる恋愛話が人気なのでしょうか。 しかしですよ。 ジェンダーフリーとかなんとか煩い世の中ですが、ヲタ世界なんかでは同人誌等における性の自由化は数十年前からごく日常的であり、今さら感も著しく、歴史的にも日本などは特に性には意外と奔放でしたし、論理的平等性からしても「努力によって改変困難な個体差に関して優劣を付けることは論理的・合理的では無い」わけでして、性別はもとより、年齢や人種や身体的特徴、生まれつきのどうにもならない性癖等に基づいて人を差別的に分類し序列化するのは愚かなことです。 「妄」の由来には主語が無いため百合をも含むと考えたとしても、エブリスタには男性ユーザーも多いわけですから、妄コンはいわゆる男性主体のハーレム作品のためにも機能すべきであり、その場合には「妄」という文字は「亡」に「男」とした方が良くないですか。 ただこれでは今度は男性に偏ってしまいますね、となれば「亡」に「人」でしょうか。 しかし世の中には人では無いものしか愛せない方もおりますし、そういう話も描かれて然るべきでして、自由で無限の可能性をもって創作されるべき小説なるものについて偏狭的な制限を設けるなど、これはもはやコンプラ問題です。 つまり「妄」はここでは「亡」に「全」とでも記すべきなのです。 我々物書きはそれぞれにあらゆる「亡全」想を抱き、それを文字のみによって表現している孤高の存在です。 その辺のリスペクト問題も含めて運営には強く言って聞かせたいと思います。 あとは文科省ですかね。 常用漢字に「亡全」という文字を追加させます。 まずは国連を味方に付けようと思ってます。 ……などと、こんな「亡全」想の寝言は寝て言えですね、はーい、おやすみー( --)ノノ 
49件

この投稿に対するコメントはありません