土佐屋治兵衛

プロット公開処刑13 続きです。 新作『オカ・エリ』のプロットを公開して作品内で描かれている自閉症スペクトラムについて、実際に障害を持つ皆さんを土佐屋が意図せずに愚弄や傷つけてはいないかを検証していただきたいと思います。 尚、これは宣伝では有りませんので最初からネタバレが有ります。 まだどこで掲載するかも決まっておりませんし、面白さを問うものではありません。本当です。 ではどうぞ。 二学期 心優《みゆ》は始業式当日早々にメルトダウンを起こして自室のベットで泣きじゃくっていた。そこに愛理《えり》が現れそっと髪をなでると心優《みゆ》は落ち着き彼女に連れられて学校に行く。 しばらくは達哉たちの嫌がらせは鳴りを潜めていたが、光《ひかり》が昼休みにずぶ濡れになって教室に現れる。誰かが花瓶の水をかけたという光《ひかり》。花瓶の水は幾日も取り替えられず腐臭にまみれてしまっていた。 わざと驚いた表情を見せて達哉が光《ひかり》に近づくが「臭い」と言って仲間たちと大笑いする。 教室から泣いて飛び出す光《ひかり》を追いかける愛理《えり》と心優《みゆ》だったが、教室を出る際に達哉が足を掛け心優《みゆ》は転んで怪我をする。 怪我は手首と足首の捻挫と擦りむいた程度だった。 この事は、学校で問題となり教員たちは事件を穏便に解決しようと達哉たちと口裏を合わせて事故として片付けられる。 駆けつけた母親は、釈然としない中で証拠の無さをいいことに学校側に言いくるめられてしまう。母親は学校からの帰り道で心優《みゆ》に悔しさのあまり泣いて謝るのだった。 ※親の愛情。心優《みゆ》がこれから生きていくための救い。家族の愛情があるからこそ心優《みゆ》は生きていける。そのための救いを事象として表現する。
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