土佐屋治兵衛

プロット公開処刑15 寝る前に続きです。 新作『オカ・エリ』のプロットを公開して作品内で描かれている自閉症スペクトラムについて、実際に障害を持つ皆さんを土佐屋が意図せずに愚弄や傷つけてはいないかを検証していただきたいと思います。 尚、これは宣伝では有りませんので最初からネタバレが有ります。 まだどこで掲載するかも決まっておりませんし、面白さを問うものではありません。本当です。 ではどうぞ。 心優《みゆ》は暫く松葉杖での歩行を余儀なくされた。 達哉たちは学校側が味方してくれたと勘違いをして増長する。 松葉杖で歩く心優《みゆ》を大袈裟だの障害を持つ者らしいだのと罵る達哉たち。 そして達哉と偶然すれ違う際に、達哉から松葉杖を足で払われてしまう。バランスを崩して倒れ込もうとした瞬間、龍太《りゅうた》が抱き止めて助けてくれた。そして龍太《りゅうた》が達哉に耳打ちして青ざめさせて立ち去る。 一年の時に龍太《りゅうた》は心優《みゆ》をメルトダウンさせて二年に進級する際にクラス替えで別のクラスに移っていた。 龍太《りゅうた》は去年の心優《みゆ》に対しての行為を謝り頭を下げる。心優《みゆ》は龍太《りゅうた》の謝罪を受け入れる。 この日から龍太《りゅうた》と彼の親友である健輔《けんすけ》が心優《みゆ》たち三人の仲間に加わり昼休みや放課後に一緒にいるようになる。 同時に達哉たちの嫌がらせがなくなり、平穏な日々が続く。 想いを寄せる愛理《えり》から言われて混乱し、メルトダウンを起こす心優《みゆ》。 それでも愛理《えり》は「龍太《りゅうた》と心優《みゆ》は必ず心許せる間柄となる」と言うのだった。 その日の夜。心優《みゆ》は、自分が電車に飛び込む夢を見る。けれども飛び込む自分が違う自分だと気づき夢から覚める。
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