土佐屋治兵衛

プロット公開処刑17 続きです。 新作『オカ・エリ』のプロットを公開して作品内で描かれている自閉症スペクトラムについて、実際に障害を持つ皆さんを土佐屋が意図せずに愚弄や傷つけてはいないかを検証していただきたいと思います。 尚、これは宣伝では有りませんので最初からネタバレが有ります。 まだどこで掲載するかも決まっておりませんし、面白さを問うものではありません。本当です。 ではどうぞ。 泣きながら図書室を出ていく七奈美《ななみ》を達哉たちが見て心優《みゆ》を恫喝する。そこに龍太《りゅうた》と愛理《えり》たちがやって来て止めにはいる。逆上する達哉に事情を知らないはずの愛理《えり》が七奈美《ななみ》が泣いて飛び出していったわけを説明する。事情を知った龍太《りゅうた》が心優《みゆ》の症状を言って聞かせる。龍太《りゅうた》は一年掛けて発達障害について調べあげ、心優《みゆ》の言動は彼女のことをよく知り受け入れるしかないと言う。 龍太《りゅうた》は心優《みゆ》の障害は「もって生まれた個性だ」と告げる。 しかし達哉たちは理解できないと言って立ち去る。 「ごめん、みんな。心優《みゆ》のことが解らないんだ。だから怖がってるんだと思う。みんな本当は弱いんだ。」 心優《みゆ》は「弱くないよ。みんな強いよ。でも、私もみんなのことを理解しようと頑張る」と言うのだった。
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