ともなり

超・妄想コンテスト『夕立』裏会場 👑銅賞受賞作品
親友の結婚式の為に故郷に戻った主人公が夕立に合う事で思い出す切ないエピソード。薄味な叙述トリックを利用してラストの方で読者に微かな驚きを与え、さらにそれが物語冒頭での主人公が親友夫婦に感じた印象に繋がって来ると言うテクニカルな手法をが光っていました。 初恋は特別で、いつまでも鮮やかに輝くものである事が強く印象付けられる結末は、少年時代のたどたどしくかつ健気な描写と相まって大人になった者には余韻を持たせるものでしょう。
1件

この投稿に対するコメントはありません