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決闘前夜
Takehiko
2021/10/24 22:31
ジュブナイルという特別な時
ころころと仔犬のようにじゃれあっていた時代を過ぎ 子供達は体だけでなく心も育っでゆく。 その中での焦燥感や衝動を幾度も繰り返して どれほど大きなものを彼らは手に入れて行くのだろう。 その永遠に輝くようなほんのわずかな時を 作者は余すところなく美しく丁寧に、言葉に紡いでゆく。 彼らは誇り高く、繊細で、理想や正義に真っ向から立ち向かう。 何と強い絆の物語だろうか。 友情や愛情という 僕にはもう遠い眩しい時間を 憬れと懐かしさと少しの痛みをもって、思い起こすのだ。
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ともなり
2021/10/25 0:48
美しい感想ありがとうございます。 今の中学生たちがこの作品の様なものの考え方をしているかどうかは正直分かりませんが、いつの頃かを境に様々な関係がゆっくり別の者に変わったり置き換わったりするのはどんな人でも体験する事だと思います。 そして大人になる速度はみんな違っていて、特に男子はのろくて女子は幾らか早い気がしますw ともすればそれは成人後も変わっていないかもしれませんw
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Takehiko
2021/10/25 22:18
あ、それはわかりますねw 最近は情報だけが多くて、ゆっくり独りで考える時間が あまり大事にされていない気がします。 ぼんやりするのも大切な権利だと思うのですが。 男の子も女の子も、もっとゆっくり大人になっていいのになぁと 急かされて生きている今の子供達を見て思ってしまいます。 十代のこの頃、真っ直ぐで美しいことが好きで 思うようにならない心と体と、現実と虚構を懸命に生きている時な気がします。 人が人であるために、一番大事なものが心に育てられる時なのかもしれませんね。 ともなりさまの作品を読んで、胸が苦しくなるほど 愛おしくて美しい時代を想いおこしました。 秀作だと思います。
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