①  この度、皆様のお陰で無事完結することができました。  最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。  さて、全く興味は無いとは思いますが、何でこの小説を書くに至ったかを、今からダラダラと書き連ねていこうかと思います。  多分長くなるので、お忙しい方は、一番最後の行だけ読んでください。  実は私、40代の、しがないサラリーマンでして。  ド田舎の小さな会社で、漫然とルーチンワークをこなすだけの、つまらない毎日を過ごしております。  サラリーマンの方なら分かってくださる方もいるかもしれませんが、私は時々無性に、「会社辞めたい!!!」と思う事があります。  何が切っ掛けでスイッチが入るのかは分かりませんが、たま~に心の底から、仕事を投げ出したくなる時があるのです。  あれは今から7か月ほど前、今年の3月中旬、ちょうど人事異動を目前に控えた頃、過去類に見ないほど、どうしようもなく、仕事を辞めたくなりました。  ただ、いきなり仕事を辞めたら、家族に多大な迷惑がかかりますし、嫁にブチ殺されます。  そこでまず考えました。一生金に困らないぐらい、お金を得てから辞めれば良いじゃないと。  で、何を思ったか、結婚して10年、少ない小遣いの中からコツコツとプールして貯めたへそくりを握りしめ、いきなり行ったこともない競艇場へ突撃し、一攫千金を狙いました。  案外、ビギナーズラックでどうにかなるんじゃないかと。  しかし舟券の買い方すらろくに知らない人間が勝てる訳もなく、わずか1日で20万もの大金が消えました orz  それでも諦めが付かず、懲りずに次の日も競艇場へ。 昨日の負けを取り戻すんじゃあない、俺は金持ちになる。一生食っていくのに困らないぐらいの、アメリカンドリームを掴むんだ・・・!  しかし世の中そんな甘くありません。この日も20万負けて、へそくりの全てが雲散霧消しました orz  ああ、何てこった。10年もの歳月を費やし、欲しいものを諦め、買いたい物を我慢し、いつか家族が大変な時に遣おうと備えてた、大事な大事な虎の子の40万を、たった2日で、ギャンブルなんぞにっ・・・!  駄目な奴は何をやっても駄目っ・・・!
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②  しかしへそくりを使い果たした事には後悔しつつも、まだ目が覚めていませんでした。  この時の私はまだ、こう考えていたのです。  一体どうすりゃ仕事辞められるんだよ・・・!  ・・・と。  数日間、悩みました。サラリーマンは嫌なのだから、転職がしたい訳じゃない。でも自営業するだけの資本も商才も無い。  かと言って、在宅ワークするだけのスキルも資格も持っていない。  俺はどうやったら会社を辞められるんだ・・・!?  煩悶すること1週間。  ある日、私の脳裏に圧倒的閃き・・・! それほどの閃光・・・光がっ・・・脳を刺すっ・・・!  そうだ、小説家になれば良いんだ!
③  もうね、我ながら何やっとんねんと。  書き始めた時点でストーリーも構想も何も決まってないし、でも3月末が締め切りだしで、とにかく適当に書きながら、ストーリーを考えて・・・みたいな、もう滅茶苦茶ですね。書けば書くほどこりゃヤベェなと思いました。  でもまぁとにかく、どんな作品になろうが、最後まで書き切ろうと。  とはいえ、恥ずいので、死んでも嫁にバレる訳にはいかない。  そこで、真夜中、嫁や子どもが寝静まった後に、こっそり別室のパソコンを立ち上げ、シコシコ書きました。  そして一週間ぐらいで、どうにかこうにか、一応完成するトコまでは漕ぎ着けました。  あとは応募するだけで
④  そして月日は流れ、5月頃から。  少しずつ、徐々に、応募した賞の選考結果が発表され始めました。  が・・・落選、落選、また落選っ・・・!  当たり前っ・・・! 至極当然の結果っ・・・!  ・・・とはいえ、やはり凹む。予想はしてたけども。  自分でも、どうせ駄目だろうと思いながら応募はした。  けど・・・でも・・・これだけ出したら・・・  正直、ワンチャン、どこか1つぐらいは・・・一次選考ぐらい、マグレで通ってくれるんじゃないかと。  1㎜ぐらい、頭の片隅で、そんな淡い期待もしていた。本人としては、頑張ったつもりでいましたからね。  でもやはり人生そんな上手くいく
⑤  ただただ非生産的な理由により、ひり出されたヘブンズ・スクエア。  ド素人が寝ぼけながら一週間で書いた小説です、本当に酷い内容だったと思います。  つまらないと思いながらも最後まで読んでくださった方、本当に感謝しかありません。  そしてたった一人でも「おもしろい」と思ってくださった方がいたとしたら、僕はまた5年ぐらいは仕事頑張れます。  という訳でダラダラ書きましたが、結局僕は、サラリーマン辞めたかっただけです!!\(^O^)/

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