ボスコベル

命あってこそ
 実際の体験談(聞き書き)ならではの迫力、深みと、 血のつながりを持った孫娘ならではの愛情にあふれた ドキュメントでした。  本当に、よくぞ、生還されましたねとしか言えない、 旅路。様々なところで、外地からの引き揚げの苦労、 大変さを見聞きしますが、この実話もまた……。  戦争の醜さ、非道さ、恐ろしさに戦慄を覚えると共に、 生き抜こうとする人々の哀歓、生命力に感銘を受けます。  身を挺して他の婦女子を守った女性。 彼女への恩義を忘れることなく、戦後も交流を続けた人々。 人間愛を信じたくなります。  醜悪な所業をするのも人間。 他者を救う為、犠牲を厭わないのも人間。  自分が窮地に立たされた時、 どちらの側に立つのか、答えが出ません。  色んなことを考えさせられた実話でした。  感謝(*^_^*)  
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ボスコベルさん 私が書きたいと思っていたこと、伝えたかった事を丹念に拾ってくださり、なおかつより深く受け止めてくださって本当に感謝です。 祖父・祖母は100歳前後で他界しました。(大往生でした)  この話を私に語ったのは、彼らが90歳の頃でした。戦時中の出来事を彼らの中で消化して話すのに、それくらいの時間がかかったのではないでしょうか。  窮地に立たされたとき、私も私がどっちの行動を取るのか、分からずにいました。その後、自分が東日本大震災で少し被災して分かったのは、どうやら人は助け合う時期と、反目し合う時期が繰り返し訪れるようです。なので、どちらもあるのが自然な状態なんじゃないかと思います。
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共に百才前後まで!!! 凄いです。 「生」を大切にされたんだと、あらためて感じます。 命は、与えられたものだと、しみじみ、最近感じます。 お祖父様、お祖母様、命を大切になさいましたね。 その姿を、皆が見て、暮らし、育つ。 素敵な御家族ですね。 うちの祖母も、あと少し長く生きたなら、 もっと語ってくれたかなと、ふと思いました。 今あるこの命、大切に、と、思わせられる実話でした。
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