胸キュン描写や男の子のキャラクターが良かったです!
読みやすい文体、モデル活動や男の子との胸キュンエピソードがていねいに描かれており、最後までしっかり読むことができました。特に桜井くんのキャラクターはとても良かったと思います。 気になったのは、主人公である亜希ちゃんにほとんど難関やハードルがないことです。シンデレラの劇に関するつらい思い出や、「自分がモデルだってバレたら嫌われるんじゃないか」という描写も出てきますが、実際にモデル活動のことで悪口を言われたり友だちに嫌われるエピソードは出て来ず、自分自身の思い込みがいちばん大きいので、はたから見るとけっこう順調にモデル活動や桜井くんとのやりとりが続いている印象を受けました。 読んでいて「みんなにバレたら亜希ちゃんはどうなるんだろう」ってハラハラ感がそこまで感じられなかったのが惜しかったです。 例えば、序盤からライバルを立てたり、友だちが「『honey bee』のモデルに応募しようかな!」とか言い出すなど、「バレたくない」状況を強く揺るがすようなエピソードがあるとハラハラ感が増すかもしれません。 また学校生活・正体を隠してのモデル活動・桜井くんとのやりとり・親子関係・ドラマデビューと、かなり多くのエピソードが盛り込まれているので、亜希ちゃんがいちばん目指したいものがなんなのか、少々つかみづらかったです。 モデル活動をみんなに打ち明けたことで、これからモデルとして活躍を広げていくのかな? と思ったらスパッと俳優に転向してしまったので、「あれっ?」と思いました。たくさんのエピソードを出して話に変化をつけるより、見せたいエピソードを厳選して、ていねいに描いたほうが読み手に伝わりやすくなると思います。 男の子のキャラクターはとても上手いので、 ヒロインに立ちはだかるピンチや障害に対して読み手がどのくらいハラハラするか、自分ごとに置きかえて考えられるか、どう乗りこえたら面白くなるかについても研究してみると作品がより良くなると思います。
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ご丁寧な感想をありがとうございます。 わたしの弱点を的確についたご指摘に、ただただ感服いたしました。 実は以前、一度同じ題材で書いたことがあるのですが、 そのときにも、まさに! 同じことを言われました。 今回はそのとき指摘された点に自分なりに気をつけて一から書き直したつもりだったのですが、まだまだだったということがわかりました……。 自分ひとりで書いているとなかなか気づけないところなので、 ご指摘いただき本当にありがとうございます。 キャラについて――。 桜井くんのようなキャラを書いたのは今回がはじめてで、 「本当にこれでいいのか?」と自分の中でいろいろ不安があったので、 桜井くんのキャラを
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