羽餅 みな

淡く、切ない、青春の詩
段落ごとに中学校・高校、大学…と、時間経過がなされていて、分かりやすく、且つその短い文章の中にギュっと青春の思い出が詰まっていて、素敵だなあと思いました。 全体を通して、一人称の主人公目線で書かれていますが、主人公の気持ちと相手の気持ちの両方が描かれていて、「熟成みかんさん、流石だなあ」と。 大体、一人称視点だと相手の気持ちを書くのは難しいと思うのですが、熟成みかんさんのこの詩の中では、相手の方の性格や心理が、とってもスマートに表現されているように思います。 しかも、音もどことなく揃えられているような気がして、読んでいてトントンと進む感じが心地よかったです。

この投稿に対するコメントはありません