ともなり

超・妄想コンテスト『私を待っていたもの』裏会場👑銀賞受賞作品
ある学者視点で語られる人類のほとんどが滅びた未来の地球を舞台にしたSF作品。細切れの情報で語られるそれは妙に生々しく、退廃的な世界の描写と相まってぐいぐい引き込まれます。多くの情報は語られず、断片的なものだけである事が逆にいろいろ想像を掻き立てられ、静かにのしかかってくる恐怖をあおりました。主人公と言葉から今の人類はかつての技術を利用できても生み出せない事も垣間見え。結末となる残留者達の選択と主人公の決意が切なく、余韻を持たせました。
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