吉野衣織

ほのかな希望の余韻が味わえる物語
戦争ものは読むのも得意ではありませんが、魅力的なキャラクターたちが翻弄されていく様から始まる物語に、あっという間に引き込まれました。 戦い、立ち向かうラドムとアミはまだ幼く、戦争という時代の荒波も、彼女たちが置かれている環境も、あまりにも苛酷で心配でたまりませんでした。 ラドムの賢さと勇気、アミの突き抜けた優しさと明るさに、救われました。 まだまだこれからも戦争は続くし、ユダヤ人であるということで、ラドムは苦労もするでしょう。ですがこの二人が手を取り合い、妹思いの兄や人使いの荒い医師の導きがあったなら、この惨憺たる時代の中にあっても、幸せに向かって生きていけるような、そんな希望の灯った余韻が残りました。 あと、作者様の知識凄いなと感嘆すること頻りでした。武器の説明とか描写とか、この物語に信憑性と重みを加えていると思います。 特典はとても可愛く楽しい四コマで、併せて楽しかったです。読者サービスってこういうことだよね、と勉強になりました。 全部ひっくるめて希望の残る物語を、ありがとうございました!
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伊織さん 戦争ものは得意ではないとのお話なのに、拙作なぞ読んでくださってありがたくもありがたく…心からお礼申し上げます。 また更新中は毎日のようにページコメントをくださって、どんなに嬉しくて心踊ったことか。特典のショボ四コマまで覗いてくださって感謝の思いでいっぱいです。 繊細な表現力で壮大な物語を紡がれる伊織さんに「希望」という素敵な言葉を使っていただけて、ショボイお話だけど書いて(書けて?)良かったなと感無量です。 付け焼き刃の武器の知識まで誉めていただいて、嬉しいけど曖昧すぎて実はヒヤヒヤのドキドキですと白状して、感謝の言葉にかえさせていただきたいと思います。ありがとうございました♪
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