誰にでも起こり得ること
 ジャンルが恋愛となっていますので、 どこまでが実体験で、どこからが物語なのか、 分からないけれど、 つぶやきのように端的な文章の中に、 訥々と事態の進行が綴られていて、 ぐいぐい、ひきつけられました。  リアル、でした。  事実の持つ強みなのか、筆力なのか。  若い時代ならではの、 ときめく出逢い、せつない経過、苦しい結末。  とことん「ダメンズ」って居ますよね。 我が父、然り……。  けれど、最後、主人公が新たな出会いで、 癒やされ、立ち直り、 次のステップに踏み出していく姿に安堵しました。  若い時の苦労は買ってでもしろ、なんて、 あんなのは嘘だと思ってますが、 (苦労は無い方がいい……) 苦労を糧にして「今」を掴んでいることが、 素敵です。  恋をしてる人。恋に苦しんでいる人。 読んでほしいな。  ときめきとは縁遠くなったオバちゃんの私ですが、 ヒューマンドラマとして、 興味深く読ませていただきました。  これからも、お幸せに(^_^)

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