lucifero

やまない雨はない しかし救いはない 20時には寝落ちして 日が変わる前に寒気で目が覚めた 布団は何処へ 優しく布団を掛けてくれる母親はいない うん 救いはない いくつも命が溢れ落ちていく 救われたいという願いがあるのなら それが救いなのかもしれない 満たされることのない思い 本物への渇望 僅かな繋がりへの希望 高層ビル 割れた窓の外には何もない 明ける夜さえない 果てし無い闇があるばかり 背後からの声に振り返る 大丈夫、大丈夫 まだビルは此処にある そうだ水道の修理をしなきゃ 暖房も壊れてたね 僕が指示を出すと去っていった 僕はまた振り返る 闇に飲まれるな 誰かが言ってた いやいや、闇しかないから(笑) 僕は地球 僕の周りには闇しかない 友達のつっきーはいるけど あいつの周りも闇しかない たいよーさんは燃えている 僕の為に? あいつのことはよくわからない(笑) 闇が嫌いなのかな? かーせーとか、すーいとか、もっくんとか、キーンとか、どっさんとか、めいちゃんに、テンテン、かいくん忘れてた(笑) 話したことないけどね 勝手にそう呼んでいる 闇しかないのにな 闇しかないのに 闇しか ふぅ まぁ、なんとか生きてるよ 窓を塞いでいるわけじゃないんだけどね みんなで見ようぜって言っても 見るものないし(笑) つまんないジョークをとばしては失笑をかう まぁ、結局は闇を怖れる病気が蔓延してるみたいだし 背後が闇だけならいいのに ビルの中にも闇が侵食していくようで まぁ、もうこのままでいいのかなと思うと 手が止まってしまう 僕ではなく 君でもなく 僕らは 何を望んでいるのだろうね それがヘブンなのだとしたら 僕ももう人間に留まる必要はないのかなって 思う 深刻さはないのだけれどね 僅かな灯火を眺めながら 『wonder world』の未来を思い続けてはいるよ 僕らは闇の中に生まれ続けている衝動 ぶちこわしたくもなるし 還りたくもなる そうやって世界は何度も繰り返されてきた 同じ未来なんて望まないはず 僕らは螺旋を描きながら上昇していく 恥ずかしがってる場合じゃない カッコつけてる場合じゃない この螺旋に君の一撃をブチ込め!
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