明けましておめでとう御座います°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖° 最近何だか、躁です。 年明けに皆様にお勧めしたい作品があります。 それは芥川龍之介様の作品で或恋愛小説 ――或は「恋愛は至上なり」です。 作品自体はニヒリズムの極致ですが、知的なコメディ小説です。しかも恋愛小説の定番を意趣返しでもするかのようにお書きになられていて、とても素敵なんです。 物語は或る小説家が編集者から恋愛小説を書いて欲しいと言われて、その場でだいたいのあらましを語るのです。語る物語は士族の夫人がピアニストに恋をする物語で、ピアニストも夫人のもとになにがしかの想いを寄せていくのですが、恋の行方は意外な方向へと流れ、編集者も前のめりになり物語に魅了されて行くのですが、結末は意外な展開へと向かいます。 小説というメタフィクションのなかで展開する二重の物語、流石は芥川様と唸るほどの技巧的且つくすりと笑わせてくださり、そして、考えさせてくれる知的なコメディです。 もし、お正月に暇を弄んでいる御時間が御座いましたらお読みくださいませ。 _(._.)_
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