雪乃かぜ

もう一度、佳恵に逢えてよかった。
雪の森を彷徨っていた主人公は命からがら大きな茅葺き屋根の旅館にたどり着く。せっかくの僥倖にも、泊めてもらうには無一文な主人公。それでも泊めてくれた旅館の女将は佳恵といい、驚いたことに主人公の亡くした妻と同じ名前だった。この旅館の正体とは──。ノスタルジックに描かれる世界観、表現描写が綺麗で思わずうっとり。繊細でシリアスなヒューマンドラマがここに。
2件・2件
レビューありがとうございます。 ただ青い山々がきれいで口笛を吹きたくなるような爽快な朝だった、だと小説として成り立たないような気がして(もちろんもっとうまく書ける人もたくさんいらっしゃると思いますが)、あれこれ考え始めたら収集がつかなくなってしまいました。 旅館の正体、何だったんでしょうねえ……。帰れる人も行ってしまうひともきっといたように思いますね。。。
1件1件
注文の多い料理店みたいだなあ、と思っていたら本当にその話が出できたので嬉しかったです✨ 走馬灯なのか、はたまた亡き妻の助けなのか…深く余韻の残る素敵な作品でした!
1件

/1ページ

1件