エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
根雪
yuーchi
2022/1/8 15:35
貫き通した一途な思い。
同じ道場に通っていた幼馴染の有馬さんと再会する伊織さん。秘かに思う気持ちがありますが相手は許嫁のいる身。時代を考えても言えるわけがない。言葉に出来ない思いを隠しながら思い出を語り合う二人。その場、別れてからも思い募るばかりで…。そこで兄から明かされる真実。動揺する伊織さんの気持ちが手に取るように伝わってきました。一人には出来ない、自分が添い遂げたいと強く思う一方、兄の絶え間なく注がれていた愛情も感じもう涙が止まりませんでした。自分はこんなにも家族に愛され大事に思われていたのか、そんな家族を悲しませていいのか、悩み苦しむ伊織さん。兄の言葉もとても重みがあり心にずしんとくるものがありました。どういう選択をしても悲しむ人がいる。一緒にいる事で有馬さんが苦しむ事もある。もう正解がわからなくなるけれどやはり愛する人のそばにいたい。その気持ちが一番だった。苦渋の決断だったことでしょう。何度も涙を誘われました。この先、苦しい事も辛い事も多々あるかと思われます。幸せを感じる事も少ないかもしれない。でも、それでもやっぱり二人には幸せであってほしいと思いました。 とても素敵な作品でした。
いいね
・
1件
コメント
・1件
甘夏みゆき
2022/1/9 9:50
ゆーちさん この度は拙作を読んでいただき、とってもとっても心温まる感想をお寄せくださり、本当にありがとうございました。今も読み返して、再び目頭が熱くなっております…。 ゆーちさんの作品に寄り添って下さる真摯なお気持ちとか、登場人物に対しての優しい眼差とか、もう、もう、柔らかい文章の中でひしひしと伝わってきてですね(T_T)あぁ、この作品を書いて良かった…!と心の底から思いました。 ゆーちさんの仰る通り、この二人の未来は手放しに”幸せ”という形にはならないのではないかと思います。けれどその過去を踏まえた上で見出せる喜びもきっとあると思うので(^^)この二人は江戸の何処かで、これからもひっそり
いいね
・
1件
コメント
前へ
/
1ページ
1件
次へ
yuーchi