Regen

bitterでsweetでretroでmodernで…
SFミステリーサスペンス等々、ありとあらゆる要素が詰め込まれた大長編、面白くないわけがありません! 最初は少しずつ読み進めていたのですが、途中から夢中になって寸暇を惜しんで一気に読破しました。 長編であっても無駄のない描写や的確な表現、とにかく読ませる文章が素晴しくて物語の世界に引き込まれました。 さりげなく幾重にも張られた伏線や繋がりが後になって効果的に提示される見事な構成と筆力にも感服しました。 最初の事件―クローンによるオリジナルの殺害で「クローンとは何か?」という、突き付けられた問を胸に読み進めていく私の眼前には、英国ヴィクトリア時代のロンドンのイメージと共に、NOW、イルミナティ13血族、核、兵器…といった現実や現代の禍々しい世界がリンクした光景が広がっていきました。 それでも、シビアな展開だったからこそ、最後に訪れた結末に安堵せずにはいられませんでした。 ベルンのすさまじい狂気から解放されたローデンが尊厳を取り戻し、きっとそんな彼を陰に日向に支えていくだろうハイカー。 二人の新たな旅立ちとこれからの道程に心からのエールを送ります。
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Regenさま 本当にありがとうございます。 普段交流させていただいているユーザーさまの中では、いくつかの掌編をお読みいただいてある程度作風にご信頼をいただいたのち、30万字越えの作品をご訪問される方はあれど……。 お知りあって速攻で超長編を読んでくださる方は本当に少なく、とりあえずもうまずは「33万字読了本当にお疲れ様でした!!!」これに尽きます。 本作はSFな上に特殊設定のあるミステリということで、とっかかりにくさと大量の情報があり、Regenさまの豊富な感受性と知識に大いにお助けいただいたと作者としては思っております。 いただいたペコメも含め、ご感想どのお言葉にもふやけそうなのです
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