桜井清志

読み応えのある作品でした!
まず、犯人にたどり着くまでの主人公の考え方や、心の声に惹かれていきました。 楽器を通して、自身と向き合って。成長してきた過程は、読んでいてまぶしいくらいに青春の輝きを放っていました。 最初は気が進まなかったけど、続けていくうちにそれがかけがえのないものになることって、あると思います。 続けたからこそ知ることのできた、魅力や本質。 それは人同士も同じなんだなって、あらためて教えてもらったようにも思います。 布原さんにしてはめずらしいタイトルで、主人公もなんかいつもと違うなぁって思って読み始めましたが(笑)僕の好きな布原さんらしさが随所に散りばめられていました。 心を揺らし、思考をグルグルと巡らせながら犯人にたどり着く。 途中で出会う人物も、なにかしらの思惑や背景があって。 それをまた、自身で紐解きながら。 犯人は誰だろう?という謎に迫るおもしろさ。これに加えて、この心模様が、たまらなく良かったです。 数時間を引き延ばしたような、小説のならではの醍醐味を味わった気分です。 ちなみに僕は、実はこいつが犯人ではないかと最後まで疑っていた人物がいました。外れましたけど(笑) 想いを告げるシーン、おそらく敢てのラスト。これもグッときました。 ストレートな性格から繰り出される言葉も、クスクスと笑いながら楽しめました(^^) 見所たくさん、読み応えのある作品でした。 連載お疲れさまでした♪素敵な作品をありがとうございました(^^)/
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桜井さん、あたたかい感想をありがとうございます! 私にとってはいつもと違う作風で、普段やらないことに挑戦したこの作品、読んでいただく方の目にはどう映るだろうと怖気付きながら投稿したので、感想を読ませてもらってほっと胸をなでおろしました。 「心の声」はこの作風の割にしつこいかなと抑えていたつもりが、結局、随所に入り混じってしまいました(^^;) が、それを私らしさと、良く言い換えてもらってありがたいです。 犯人当ての要素がありミステリーっぽい筋書きの本作ですが、嫌々始めたものや環境が大切なものとなる過程など、主人公たちの思惑や背景にも注目していただき、書いた者としてこれほど嬉しいことはありませ
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いや、布原さん、僕が監修したら安定のハッピーエンドになりますって(笑)牧野が弁解して回り、数年後に二人で演奏するラストとか書いちゃったりして(笑) 本作や、以前書かれた『夢一番』みたいな終わり方、読者として、すごくいいなぁって思いますし、書き手としては、うらやましいとも思っています。逆に監修お願いします…。 犯人はネタバレになると思っていたのですが、せっかくなので。 金森くんかなって思っていました(^^;) 理由はいくつかあるのですが…まず容疑者から外す決め手が、牧野の思い込みっぽかったので。確証がないというか。 用務員の発言から、もしや牧野とのやり取りは仮面をかぶっていたのかな、と思っ
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