Kimy

切ないお話ですね
 読み始めの頃は、サリエルの母リリアスに対して、養子いじめをするひどい継母と決めつけていました。でも、リリアスSideを読み進めて、本当にひどいのは誰だったのだろうと考えた時に、彼女はこうするしかなかったんだろうなぁと思えてきました。  リリアスという人は優秀だったから、ラドレス公爵夫人の役割を立派に果たせるだろうと、ラドレス公爵に見込まれて、プロポーズされたのでしょう。でも彼の愛情は別のところにあって、しかも彼は・・・であった。だから本当に愛する人を別の男性に託して、二人の間に生まれた子供に魔力を継がせた。夫としてはこれ以上の裏切りはない。リリアスは愛情を期待しては裏切られ、望まれて結婚してやっと幸せになれるかと信じたのに、信じた夫からこの上ない裏切りにあった。彼女のしたことを私は責められないと思いました。  娘なら母親につくだろうと、リリアスは考えているのでしょうが、すべてを知ってもサリエルは、母の側にはつかないのだと思います。サリエルは、あくまでもラドレス公爵令嬢として最後まで振る舞うつもりなのでしょう。リリアスの行動は自分を愛さなかった父親に対する復讐でもあり、夫に対する復讐でもあり、このような結末を招いた自分自身に対する復讐でもあるのかもしれません。この物語はすごーく切なかったんですね。(つд⊂)どのような結末を迎えるかハラハラしながら最後まで読ませていただきます。
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感想ありがとうございます😊 読み込んでくださり、キャラクターの気持ちを沢山考えてくださっているのが伝わりました。 凄く有難いです。 最後まで読んでくださるとの言葉嬉しく思います。 これからも応援のほど、宜しく願いします🙇‍♀️🙇‍♀️

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