【コメント】

空と嘘を取り巻く灰色都市の夏終わり

大変長らくお待たせしてしまいました、依頼をいただいていたレビューを投稿させて頂きます。私自身ライトノベルはそれほど詳しくないのですが、読んでみるとそこはかとなく古典的なライトノベルのかほりがするなあ、と。文章のレベルはかなり高いです。情景描写、心理描写、それもすんなりと読めます。灰色の世界と、それを嫌悪する主人公たち。死にたがりのボーイと泳ぎざかりのガール。けれどあなた達も灰色に見えるよ。なんて皮肉だろう。それでもこのドラブな世界が今後どう変容していくのか、最悪の出会い方をしてしまったボーイミーツガーツからどう突き抜けていくのか――今後の展開に期待が膨らむ作品です。このたびはレビューを依頼していただきありがとうございました！