村木志乃介

青春の一ページです
ギタリスト、ジェイミーに憧れる高校生男子が初めてギターを手にするまでを描く爽やかな青春ストーリー。主人公の高校生が田舎にできた楽器屋に小遣いを握りしめていく姿がとても可愛らしく、どんなギターと巡り合えるのか、楽しみに読ませていただきました。 私は音楽オンチなのですが、店内に並ぶギターのかたちに声をイメージするところや必要な道具など、楽器初心者の私でもわかりやすい描写だったので、なるほどそうなのかと、ギターにまるで興味がなかった私も興味が湧いてきました。 ギターに限らず道具を買うと当然そのお店とのつきあいもはじまりますね。このお店の女性店員はユーモアがあって好感が持てました。その店員とのコントのようなやりとりは楽しく、笑ってしまいました。主人公は真剣なんですよね。会話を楽しみつつ、読者として高校生を応援していました。だけどじつは女性店員は主人公が着たTシャツを見て、ジェイミーに憧れていることを知ってやっていたんですね。そうしたところに桜井さんらしい優しさを感じましたよ。 友達は金で選ぶんじゃない。若い世代に、ジェイミーは伝道師のように友達との出会いを応援している。ひとりでも多く、ギターの世界に関心を持ってもらいたい共感してもらいたいという思い、そんな思いを背負い帰っていく主人公に忘れていたなにかを焚きつけられたようで、胸が熱くなりました。 妄コン、私は今回もお休みしましたが、またぼちぼち参加しようと思っています。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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村木さん、ありがとうございます! 初めての〇〇、これを考えた時に、一番多感な時期の経験が書きやすいかなって思って。 昔、学生時代に、文化祭のためにギターをやったことがあって。その時の楽器屋さんに入る時の、震えるほど緊張した心境を思い出しつつ(笑) ギターのことを書くにあたって、詳しくない人でもわかりやすい内容を心がけました。 ここが、すごく不安で(−_−;) 置き去りにしたらいけないし、かと言って説明ばかりだとつまらないし…。 長過ぎても疲れるし、短いと、薄っぺらい。 なので、わかりやすい、興味を持てたとおっしゃっていただき、本当にうれしいです(^^) ギターに限らず、車や家電、人によって
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