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地歴、廊下側後ろから二番目の席で
鷹取 はるな
2022/3/3 16:34
警鐘なんか叩き壊してしまえ!そのがむしゃらさで!
タイトルからして、いきなり熱く語り出してしまいました。 失礼致しました。 男子高校生でも日本史好きでもまるでなかったのに、本作品の主人公にして語り手である「俺」に感情移入をしてしまったもので。 それにしても「日本史」の臨時講師とは、どうしてこうも熱心な方が多いのでしょうか。 私は最終授業の日に、所有する日本刀をわざわざ持参して来てくれた先生のことを思い出しました。 ――その熱心さのおかげで、「俺」はかけがえのない出逢いを手にします。 当初は机の上の『落書き』という、平面での出逢いでした。 某SFロボットアニメに出てくる『敵のキャラクター』というチョイスが又、何とも渋い! 絶妙です。 ついつい脱線し、ひとしきり元ネタになったアニメを推理し妄想してしまいました。 「俺」と落書きの主とは平面、机の上でのやり取りから、やがてそこに向かう「生徒」という立体、生身のかかわり合いへと変じていきます。 正確に言えば、「かかわり合って」はいないのですが・・・・・・ その際の差、ギャップがもの凄いです。 「俺」の動揺、うろたえっぷりは是非ともお読みになって確かめてみてください。 しかし、「俺」は平面へと戻っていきませんでした。 あくまでも生身の落書きの主と向き合おうとします。 「俺」の言葉を借りるのならば、「進んでいたいだけ」なのです。 ラストの場面では、タイトルに掲げた言葉を思わず叫んでしまった私です。
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蕚ぎん恋
2022/3/3 22:27
レビュー有難うございます! 素敵な日本史の先生にお会いしたのですね★そうなのです、何かこう日本史の先生って独自の世界観を持ってる方が多く…。そしてが日本史がお好きじゃないのに読み進めて頂いたこと、嬉しく思います! 元ネタは…分かりましたかね笑 特に隠されてもない結構メジャーな作品かと思います(^-^;怒られたら?困るので多少オリジナリティ入れましたが…。 今回主役の彼ですが、元になる他作品が一番初めに出来た時、彼はいませんでした。正確には名前もない別人のモブでした。 そこから新たに作品を練り直した際、名前ができて人物像も出来て、とうとう一短編の主役を張るまで登り詰めた訳ですが、 鷹取さんの作
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