ともなり

超・妄想コンテスト『おめでとう』裏会場👑銀賞受賞作品
過酷だったと思われる職場を辞めた女性が定時で帰宅する様子が描かれるこの作品は、張り詰めていた糸が緩んだ様な、それでいて拠り所を失った様なふわふわとした、現実とその実感の無さの間でたゆたう女性の心情を見事に表現しています。そしてその中からやがて力を得た一歩を紡ぎ出し、劇的な場面変化を経てこれまでとは違う地に足の着いた人肌のぬくもりのある日常に繋がる見事な変化で締めています。ここに持って来るセンスの良さには驚愕しました。
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