雪乃六花

【3】 P14「しかし、人々の姿は、あたかも悠久の大河の引き立て役ででもあるかのようだった。」 ↓ あたかも→ようだ あるかの→ようだ どちらも「ようだ」にかかるので、言葉を変えるか片方無くても良いと思います。 「未明の空の下のそれは、」 ↑ 同じ助詞を続けると読み取りにくくなります。頑張っても無理なら、せめて二つまでで。 「未明の空の下。それは~」 P15 「通勤中の初老の日雇い労働者は、 ~略~と派手に笑い飛ばした。 笑い事ではないが~」 ↑ 『通勤中の初老は、 ~略~と派手に笑い飛ばした。 雄二と同じ、彼もまた日雇い労働者だ。笑い事ではないが』 P16「0」 ○キロ級など、数字が多く使われるので、いっそ英数字にした方が統一出来るかと。 「雄二は、歳相応の生き方に、己れを『ズラしていけない』自分に罪悪感を覚えた。」 ↑ ちょっと、サラッと読めなかったです。 恐らく、年相応の生き方、まっとうな生活、感情を押し殺す等々、それが出来ない、ワガママな自分に罪悪感を感じてるのかな?と前後の文から予想しましたが。 P17「紗季と結婚してからの五年間」 ↑ やっと、紗季との関係が出ました。 もっと早く──それこそ悪夢や玄関先のくだり辺りで、個人的には軽く出しても良いと思います。 P18「夜明け間際の荒川流域の風景が流れ去ってゆく。」 ゆく→誤字 P19「雄二をして、突然の疾走~」 ……脱字?(悩) P23「台所……それは、主婦にとってのリングなのかもしれない。」 ↑ 『……』は、主に間で使うので、正式なのは『──』です。 「と両手を合わせて満足げに笑い、出勤してゆくのである。」 ゆく→誤字 「紗季は、雄二のその言葉を聞くたびに、」 『たび』など、そのレベルなら漢字でも良いかと。色々ありましたが。

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