雪乃六花

【2】 P5「その虚脱したような顔は、冬だとゆうのに汗にまみれている。」 とゆう→誤字 「その、派手な美貌を曇らせて。」 ↓ せっかく清楚で可憐な花っぽい描写だったのが、「派手」という言葉で「ケバい」イメージになりました。 この前も後も、花で例えてるので、出来ればそんな感じの比喩の方が良いかと。 このページだけ、雄二は~、みたいな『○○は、○○の』の形が多かったです。 少し減らした方が単調な文にならないかと。 P6「しかも……チャンピオンの放った、たった二発のパンチで。」 ↓ 地の文での、「……」多用。 あった方がいい所もありますが、無くてもいい所もありました。 心理描写で使うのは違和感無いのですが、普通の所(特に文の終わりで尻切れトンボの所)で使うのは、あまりにお勧めしません。 少しなら良いですが、多いと言葉が思い付かないから「……」で誤魔化してる、と思われる可能性がありますので。 P10「オドケていないと崩れ落ちてしまいそうな何物か」 ↓ 何物でも間違ってないのですが……、個人的には「何か」の方が違和感ないです。 P11「近頃、あの悪夢にうなされる『ようになって一層、練習に身が入るようになったように』思われる。」 ↓ 「ようになって~ようになったように」 『ように』がちょっと多いかと。 『近頃、雄二があの悪夢にうなされだしてから、より一層、練習に身が入っているように思われる。』 P12「そんな雄二の背中を見ているうちに、 ~略~ そして今……階段を降りていく雄二の背中を見ているうちに、雄二が、終わりのない階段をどこまでも降りてゆく」 ↓ 似たような文章が多いかと あと『ゆく』→誤字 『そして今。 階段を降りていく雄二の姿に、終わりがないのではと、紗季は有り得ない不安を抱く。 どこまでも、どこまでも──奈落の底へと向かう階段を、雄二がひたすら降り続けていく。そんな錯覚を覚えたのだ。』

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