ともなり

超・妄想コンテスト『降りつもる』裏会場👑金賞受賞作品
言葉のチョイスが秀逸な恋愛作品。世界をどこか遠くから間接的に眺めている様な描写から、主人公の抱えているものへのスムーズな移行、そしてそれがどれほどキラキラしていたのかを切なく静かに語り、疾走のクライマックスはメリハリの利いた見事な展開でした。主人公の内面がそのままに停滞から始まった物語がスピード感と躍動に溢れる弾ける様なラストとリンクしているのも心地良く、短編でありながら満足感いっぱいの読み終わりは非常に爽快に思いました。

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