どうにも不遇なヒトに惹かれる傾向があるのは・・・私も判官贔屓な日本人気質故でしょうか? というわけで、今日は何となく音楽のお話です。 それも柄にも無く、ハードロック! ハードロックといえばいろんなバンドがあると思いますけど、レッド・ツェッペリンはやはり外して語るわけにはいかないでしょう。 キング・オブ・キングス。 全盛期の彼らの格好良さといったらもう伝説以外の何物でも無い! ・・・というのは、実は今回は『さておいて』しまうんです(爆 今日語ろうかなあ・・・と思ったのはそんなレッド・ツェッペリンに似すぎていたが故に業界から総スカンを食らってしまった不遇のバンド『キングダム・カム』だったりします。 でも、実際名前を聞いたことも無い人も結構多いんじゃないかと思います。 彼らの出世作であり問題のシングル『ゲット・イット・オン』がまあ、何しろアレでした。 何を況んや・・・という向きには、レッド・ツェッペリンをご存じの方なら音源を探して聞いた方が絶対に理解が早いと思います。 でも、レッド・ツェッペリンをご存じない場合のために。 端的に言って彼ら『キングダム・カム』は『似すぎていた』んです。 声も、歌い方も、演奏も。 それで『先輩レジェンドに敬意を払わないやつらだ』とダメ烙印を押され、バンドはセカンドアルバムはどうにかこしらえるもののツアーに出る頃に空中分解・・・。 以降、ボーカルで主催のレニー・ウルフ(←芸名にしてもコテコテなハードロック名!)のソロプロジェクトとして細々と継続し、最終的に13枚もアルバムをこしらえちゃったようです。 でも、やっぱり13枚ですよ。 下積みからやっとデビューできたと思ったら、まがい物扱いされて総スカン。 それでも堪えて続けていく精神力。 本当に音楽が好きじゃなきゃやってられないと思います。 それで聞いてみたんです。 初期3枚のアルバムは廉価版がありましたので。 すると、予想通りというか・・・かなり良かったんです。 1枚目こそ『売れたい』という野心が勝っていますし、件の曲は聴く人が聞けば確かにマズい出来です。 2作目はフラストレーションを根底にうっすら感じながらも統一感のあるHRアルバムでした。 そして3作目になるともう先輩バンドの影はどこにも無くなっていました。 でもこの頃はもうあまり聞かれていなかったんでしょうね。(続)
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