雲灯

今度こそは世界が優しくあればいい
一回読むだけだと、私の理解力というか、理解の層のようなものがまだまだ未熟で、本当なら熟練した読者様ならもっとこの作品を深く読み込めるような気がします。 それを前提としてお話しさせていただくのをご容赦いただくとして……。 ボーイズロマンスそのものに無限の可能性をひしひしと感じているのですが、withコロナ禍下の接触できない、でも触れたい、ハグやキスはおろかほとんど肌も触れられない中で芽生える恋という題材と視点が、とても優れていると思いましたし、「好きだなあ(*ฅ́˘ฅ̀*)」と思いました。 決して主人公たちを理解しようとしない世界と、自分たちにしかわからないつらさの中で、お互いの優しさを言葉と表情で探っていく。 それらは決して「吊り橋効果」というシチュエーションに頼った歩み寄り方ではなく、丁寧で、もどかしくて、ほろ苦くて、一歩を踏み出すのが本当に難しい今だからこそ、一歩を踏み出したことで始まる恋のような気がします。 ボーイズロマンスを読んだ母数自体が少ない雲灯ですが、その中でも好きな一作です。
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雲灯さん……! 心しみる感想、本当にありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。 舞台設定そのものと、それゆえの縛りもすごく、どう扱おうか、どう描けば良いのかと色々苦戦しながら書き上げていった一作だったので、苦労が報われた気がします。 丁寧に恩でくださり、また優しく受け取ってくださり嬉しいです。 作品と二人を見守りくださり、感謝申し上げます。 小波
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