草薙啓一。

Twitterなんかで流れてくる「書けない。ネタがない、アイディアが出てこない」というのをごく稀に、と言うよりは2 、3日に1ツイートは紛れ込んでくることがある。 誤解ないようにしておきたいから、こうして書くのだけれど、ネタなんてもうそこら辺に転がってるもんで、自分の中からひねり出すもんじゃない。というのか私の経験則。 例えば、旧アカウントページの詩歌、及びエッセイ・小説・イラストなどなど、それなりにまあ書いては後悔(公開)し続けてきたわけだけれど、それらが私にとって別々の作品だと考えたことがまぁないよねって言う話し。 多分、私はその場その場で多少の変化はあろうがずっと、同じものを書き続けているという変な自覚がある。 つまり、手法としては、 「アイディア、ストーリーのネタは外。自分が興味を覚えたもの、関心事。政治変化や、芸能関係。関心事。そういったものをネタにして自分が一体どんなものが書けるだろ?」 と言う、ある種の好奇心から始まり、それらのパーツを例えば「異世界ファンタジー風味」で、世界観を構築してみたりキャラ立て考えてみたりと、あれやこれやこねくり回して作品をイメージしている。 故にと言うわけでもないが、テーマ・お題を提示されるとついついそれに乗っかって、何か1つ書いてみたくなると言う悪癖がある。しかもそのテーマだけに沿って書いてりゃいいのにそこからまた別のパーツを組み込んで、風船のように妄想膨らませる遊びが、楽しすぎると言うある意味、妄想中毒。 で、実際書くとなると自分が「こう書きたい」と言う自我が出てくるので結局、私の中ではエピソード、シチュエーションに変化があろうとなぜか「同じもの」を描いているような、奇妙な感覚に陥るわけである。 それか創作における私の【指紋】なのだろうなと。さて、それが私にとって楽しいことである以上に、読む人が楽しいと思ってくれているのか、そこが問題である。

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